20.08.15

Hand dyeing

一緒に何か作りたい。そんな思いからできたMovieと別注アイテムたち。​

​名古屋のセレクトショップ、PURASの古川聖氏に今回の別注の事や今後について語って頂きました。

お店の紹介、コンセプト、名前の由来について教えてください。

 

古川:名古屋、栄にあるセレクトショップ「PURAS」です。

2014年10月にオープンしてもうすぐ6年になります。元々セレクトショップ出身の2人で始めて、当時はセレクトとアメリカ買い付けのお店からスタートしました。元々古着好きでアメカジが根底にあると思います。名前ですがスペルが違うだけでプラスという意味合いは同じです!笑

阪本 : 私たちが出会って4年が経ちましたね。

アメカジのイメージが初めは強くありましたが、早い段階から古着とセレクトをMIX提案されていました。

​私にとってPURASさんは土臭いイメージの店舗で、染めや加工、一点ものが好きな印象があります。

​備南染工の作業台の風景

今回の別注をオファーをして頂いた経緯や流れ。

古川 : 僕たちがYOKO SAKAMOTOを知るキッカケが、17SSの柿渋のコーチジャケットが気になりご連絡させて頂き17AWからお取り扱いがスタートしました。

当初の僕たちのお店はアメリカに直接買い付けに行ったりとアメカジ色が強くYOKOSAKAMOTOは少しモードな印象で、僕たちのラインナップ中では異色な雰囲気でした。シーズンを重ねていく毎に僕たちのお店もブランドが増えていき、YOKO SAKAMOTOもモードな印象もありながらワークやミリタリーな印象も強くなっていく中で、一緒に何か作りたいなと思い始めていきました。そこで今回20AWのコレクションで柿渋の復活と高密度キャンバス生地シリーズがとても気に入り、カラー展開のない柿渋で別注オファーをさせて頂きました。

阪本 : あの頃は挑戦してみたいとおっしゃって下さいましたよね。すごく覚えています。

​まだ取り扱いが8店舗しかなくて。その頃からアイテムを見ていてくださったんですね。

​17SSで出していたコーチジャケットは手で塗るような古典的なやり方だったのでかなり大変でしたが、目に止めてくださる方がいて良かったです。

​柿渋染めのアイテムに使う下げ札を古川さんと一緒に手作業で汚している風景

特に別注アイテムの中でもジャケットに対する思いが強く感じました。

その思い、経緯、良かった点などあればお聞きしたいです。

古川:高密度キャンバスシリーズの中でも特にアウターの印象を強く受けました。ジャケットは以前のコレクションでもベンタイル生地で作られていたり、いつも魅了されてます。お店でも凄く好評だった記憶があります。

個人的にコットン地のアウターはとても好きで、カットソー1枚で羽織る時もあれば、寒くなれば中にベストやニット、インナーダウンなど色々着込めるので長いシーズン着れる為ついついお気に入りの物を着てしまう。YOKO SAKAMOTOの作るジャケットはフィットも大きめに設計されていて、ジャケットとハーフコートの中間ぐらいのシルエットは着用するシチュエーションも多様なアイテムで、色々な方に着て頂けてとても重宝すると思っています。

阪本 : 個人的にもベンタイルは重いけどつい着てしまうほどお気に入りです。

コットンのアウターは化繊に比べると重たいんですが、今回の課題はまずベンタイルまで重くならないようにする事でした。あくまでも裏地まで天然繊維に拘りたくて着込んで味を出したくなる素材を選んでいます。

​WORK JACKTE 大きめのポケットと大きすぎるくらいのフラップがポイント

今回ムービーの企画をしてくださいましたが、工場へ直接出向いて頂き裏側を見た感想など。

 

古川:今回初めて縫製工場と染色工場に行かせて頂きとても貴重な経験をさせてもらいました。

工場の職人さんの想いや考え方など、直接聞けた事は本当に良かったと思います。

当たり前のことですが、洋服を1着作る工程の中に、色々な方々の想いとそこに手が加わっている事を改めて感じさせられました。

YOKO SAKAMOTOというブランドがどの様な背景で、どの様な人々と物作りをしているか、今回別注させて頂いた洋服の裏側にあるストーリーを少しでも感じて着て頂けたらとても嬉しく思います。

 

阪本 : 撮影に応じてくださった工場の松永さんや染色工場の清板さん、映像の河村さんのような方達だから実現したと思います。

日本の工場は高齢化でコロナウイルスの影響もあり、出勤日数を減らしたりと結構タイミング的に難しかったです。ただそんな中でも、ブランドと一緒に何かやりたいと言ってくれるような方達なので、感謝しています。

工場の方たちと古川さんもお話する機会になり良かったです。

 

あと余談ですがお昼に連れて行ってもらったうどん屋さんが、すごくボリュームがありまさにお聞きしていた通りインスタ映えでした。あれこそムービーで音まで流したいです。

児島のうどん。天ぷらが揚げたてで汁に浸すとジュウジュウ音が鳴る初めての感覚​。来た瞬間音が鳴っていて、すぐに食べてしまい、ついつい食べかけの写真になってしまいました。

染める前の下処理。工場は4つの部屋に分かれておりそれぞれ分業していました。​児島は加工場も多く、今までのデニムもここで加工をしてもらっています。

お店のあり方や、今後の展開等があれば、お聞かせ下さい。

 

古川:改めて「お店」という場所に重きを置いてやっていきたいと考えています。

お店を始めてからお客さん達と一緒に成長させてもらってる実感があり、色んな形で来て楽しんでもらえる場所を提供する事を今後もやっていければと思っています。お取引させて頂いてるブランドやメーカー様もお互いで成長できる関係性を作り、より一層深めていきたいと感じています。今回の別注させてもらった事も次に繋がっている気がしています。

阪本:私も同じ意見です。いいタイミングで別注を頂けたなと思いました。有難う御座います。

PURASさんと一緒にもの作りができて私たちも楽しかったです。

​また今後、色んな事に挑戦できれば楽しそうですね。

 

PURAS

http://www.puras.jp/

〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4-14-25 赤座ビル2F

TEL. 052-251-1755

qomunelab co.ltd.

https://qomunelab.com/
Director / Graphic designer  Kawamura Yusaku

Cinematography / Edit  Shinya Kitamura

Sound  Mizuki kariwa

(C) 2020 YOKO SAKAMOTO